ちゃんと分かる言葉で伝えよう

「じと」のナゾ

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

先日、家族で買い物に行った帰りにラーメン屋さんに寄りました。

そこでメニューを見るとよく分からないラーメンが並んでいます。

醤油ラーメン、醤油チャーシュー麺、醤油ネギチャーシュー麺までは分かります。その他に醤油じとチャーシュー麺、醤油じとネギチャーシュー麺、さらには醤油じとじとチャーシュー麺、なんてものがあります。

味噌も同じバリエーションだったので、この「じと」というのは醤油味噌共通のオプションなのでしょう。

外食自体をあまりしないので、もしかしたら普通の言葉なのかも知れませんが、これは困ります。語感からして多分重い味に変化する何かだとは思うのですが、店内のポップにも、メニュー表にも、どこにも「じと」の説明がないのでなんとも言えません。

説明をするだけで平均客単価が上がる

そこで注文時にお店の人に聞いたところ、これは「背脂」なのだそうです。

じゃぁいいや、という事で私は注文はしなかったのですが、たぶんこってり好きの人だったら喜んで注文しますよね。お店としても50円客単価が上がって嬉しいはずです。

でも多分初回から頼む人はそんなに多くないと思います。

人は分からない事を避ける生き物ですし、わざわざ店員に確認してみようという人もそう多くはありません。

なので、単純に「じと」を「背脂」に書き換えるだけで、この店の客単価は若干上昇するはずです。

こだわりのあまり、自分たちにしか分からない用語を使ってしまうというのはよくある間違いです。是非自分で同じ間違いをしてしまっていないかチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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