頑張る店主素晴らしい!の間違い

ハードワークと安売りはやめよう

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

youtubeをだらだらと見ていたら、月間480時間働く店主の人気食堂、みたいな動画がおすすめに出てきました。

見た瞬間ものすごくやるせない気持ちになり、だんだん腹が立ってきたので、今回はこれについて書いてみたいと思います。

ハードワークには限界がやってくる

まず月間480時間働くということは、毎日16時間働いて30日勤務、ということです。

いろんな意味であり得ません。

そもそも、人間そんなに働けるようにはできていないのです。確かに、起業直後の社長ならそのくらい働いて当たり前でしょう。私自身も1,2年はそのくらい働く覚悟をしてくださいと言うこともあります。

でも、そんな働き方を続けて50を超えたら絶対に身体が持ちません。

多分、この店主は本当に480時間、1日16時間休みなく働いているんだと思います。それを素晴らしいと褒め称えるなんて、その店主の身体と人生をボロボロにして喜んでいるのと同じです。

独立して商売をしている人は普通のサラリーマンよりも遙かに大きなリスクを背負っています。

だから、起業している人はそのリスクの分ちゃんとリターンを受け取る権利があると私は考えています。

無理な働き方をして、ギリギリのところまで価格を下げて価値提供しなきゃいけないなんて本当に大変な状況のはずです。にも関わらずそれをさも良いことのように礼賛している動画が何十万回も再生されている事に対して、心がとてもささくれ立ったわけです。

お客さんのためにも、適正な対価を請求しよう

仕事はそれが人生のすべてではありません。むしろ仕事は人生でやりたい事を成し遂げるための手段の一つのはずです。

もしかしたら件の店主は一人でも多くの人に安く食事を提供したいから仕事をしているのかも知れません。だとしたら、なおさらそんなに身体に負担をかけるようなやり方を選ぶのは間違っています。

どこかで身体を壊して食事を提供できなくなってしまいますし、そうなったら店主だけでなく食事に来ていたお客さんも不幸になってしまいます。

ハードワークをして安く価値提供するのは、良い事ではありません。お客さんは喜んでくれるかも知れませんが、それは無自覚にあなたの人生を食い物にしているだけです。

あなたのためにも、お客さんのためにも、ちゃんと働き、十分休み、適正な対価を請求して下さい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

アフターコロナの地域経済を生き残る経営戦略講座

「スモールビジネスがお金を掛けずに集客する6つの方法」をプレゼント

消費者の行動が従来と大きく変化したコロナウィルス開けの経済状況下で、地域の中小企業が売上を安定させ、利益を拡大する方法について8本、合計180分の動画で学べる講座です。お名前とメールアドレスだけで無償でお申し込み頂け、いつでも登録解除できます。今ならamazonで販売中の電子書籍「スモールビジネスがお金をかけずに集客する6つの方法」のpdf版をプレゼント中です!

この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

コメント

コメントする

目次