宮城大学の講義室より
データビジネスの姉歯です。
リモートワークが拡がる中、リモートハラスメントという言葉が増えているそうです。
そもそも会いもしないのにハラスメント?と思ったのですが、どうも会わないからこそのハラスメントのようです。
というのも、リモートハラスメントというのは働いているかどうか常に監視をし、過剰に干渉することを言うのだそうです。
何にでもハラスメントをつければ良いというものではないぞ、とは思うのですが、確かに視線を感じると生産性が下がったり、干渉によってむしろ仕事ができなくなったり、という悪影響はありそうですね。
仕事だから仕方ないとか、サボる部下が悪いんだとかいろいろ意見はあるとは思いますが、これは明確に管理者側に問題があります。
一言で言ってしまえば、リモートハラスメントは対面とリモートでは仕事のやり方が全く変わるのに、対面と同じやり方で仕事をしようとするから発生している問題です。
リモートワークのマネジメント
そもそも大前提として、人はサボります。人間はサボるようにできていますので、これは変えられません。
これは人の本質ですから、サボり癖はリモートだろうが対面だろうが同じです。対面していれば多少はサボりづらいということはあるかも知れませんが、上司だっていつも部下のパソコン画面を見ていられるわけではありません。
見ていない間に何をしているかは対面でもわからないわけです。
ちょっと話題が横道にそれましたが、結局のところサボっていようが何をしようが、やるべき事を締め切りまでにやってもらえれば仕事は回りますよね。
つまり、リモートワークではマネジメントの基準を「働いているかどうか」ではなく、「結果をアウトプットしているかどうか」に変えれば良いのです。
具体的には監視や干渉ではなく「業務の割り振り」「締め切りの設定」「提出物のチェックとフィードバック」です。
これを実現するためにはスタッフに求める仕事の定義と、個人の業務範囲の明確化が必要です。ただそこに座って自分の仕事をしながらスタッフの仕事を見ているのはマネジメントではありません。
リモートワークかどうかにかかわらず結果で管理すれば、スタッフの生産性も上がりますので是非試してみてください。
コメント
コメント一覧 (2件)
同意します。それと
在宅勤務はメンタルが凄く病みます。
なので私は太陽の光を浴びて
ウォーキングをしてます(#^_^#)
>対面とリモートでは仕事のやり方が全く変わるのに、対面と同じやり方で仕事をしようとするから発生している問題。
「人に会えない」という状況はとてもストレスになるようです。
特に昨年は大学に入って一人で郷里から出てきて友達も作れない、と多くの学生がこまっていました。