仙台市内のセミナー会場より
データビジネスの姉歯です。
福島県某市に家族で旅行に行ったときのこと。
長閑な眺めでゆったりしていて良いなぁ、なんて話しながら車を走らせていたところ、一件の自動車整備工場が見えてきました。
で、通り過ぎる瞬間、何となく工場の塀を眺めていたら、「板金」という文字の隣に「Plate Metal」と書いてありました。
最初何のことか分からなかったのですが、しばらく走ってから「そうか!」と大声を上げて、後ろの席で寝ていた下の子をぐずらせてしまいました。
どうやら「板金」をそのまま訳したようです。一瞬しか見えなかったのでもしかしたら続きも書いてあったのかも知れませんが、、板金修理の訳はたぶん「Plate Metal」ではないはずです。
これでは板金作業ではなくただの「板状の金属」です。そう思って後で辞書で調べてみたら案の定で、板金修理は「Sheet Metal Work」と訳せるそうです。惜しい!
いや、workまで入らないとただの金属の板という意味になるので、やっぱり惜しくないかも知れません。
知らないとチェックできない
いずれにしてもこの壁文字を発注した人は、誰かに任せてチェックをしなかった、またはできなかったからこんな事になってしまったのでしょう。
チェックをしないのは論外として、チェックをできなかったというのもできればなくしたいですよね。
あなたの会社を回すために必要な仕事を、あなたがチェックできなかったら、結果はどうなるかわかりません。
こんな事態にならないようにするには、あなた自身が会社の業務を一通り経験しておくのがベストです。
もちろん大きな会社ではそうはいかないかも知れませんが、少なくとも中小企業なら、苦手だったり、嫌だったりする業務も一度は経験しておく必要があります。
一度経験してからならもっと効率良く作業できる人に任せてしまって良いと思いますが、初めから「分からないから任せる」というのは危険です。
場合によってはあなたのビジネスの足下を掬われる原因になりかねません。
それを防ぐためにも、一度全ての業務を経験しておいてください。大変ではありますが、知らない間に大きな問題に発展して責任を取らされるよりずっと良いですよ。
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