石巻の珈琲工房いしかわより
データビジネスの姉歯です。
昨日はできるスタッフの評価方法について書きました。
しかし、特に中小企業の場合は必ずしも優秀なスタッフが集まってくれるとは限りません。そんな時はどうにかしてスタッフを育てる必要があります。
スタッフを育てるときに大事なのは、未熟でも仕事を与えるということです。
社長は基本的に他のスタッフの何倍も仕事ができます。だからスタッフ、それも入社間もない人に仕事を任せるのは不安に感じるはずです。
自分が求めるクオリティの仕事をしてもらうために詳しく教え、成果を見て足りないところを指摘しなければいけません。
特に会社の規模が小さいと、その手間と時間が大変で自分でやりたくなってしまう社長も多いと思います。
でも、スタッフを育てるにはそこを我慢して仕事を任せるしかないのです。
指示の具体化とチェックシートの活用
ポイントは、仕事の内容をできるだけ明確な言葉、可能なら数字にして、さらにチェックシートにして共有することです。
そうしないとお互いに言っている事がすれ違って問題が起きます。例えば、「営業を頑張る」と言ったときに、「頑張る」の中身が「訪問10件」なのか「電話100件」なのかでは全く違いますよね。
具体的な言葉になっていれば、こんなすれ違いは起こりません。
さらに、チェックシートを元に一度仕事をしてもらい、分からなかったところは質問をもらってチェックシートに項目を追加してください。
恐らく、仕事に慣れているあなたが最初に作ったチェックシートには、初心者には分からない暗黙の前提があります。それを行動と対話の中で見つけ出してチェック項目に落とし込んで行くわけですね。
そうやってチェックの粒度を細かくしていくと、仕事のクオリティはあなたに近づいていきます。初めはクオリティと引き換えに時間がかかるかも知れませんが、たいていの場合スピードは慣れが解決してくれます。
そうやってどんどん仕事を任せ、あなたの仕事をチェックシートとして可視化できれば、そのシートを元にスタッフが次のスタッフに仕事を任せ、教育できるようになります。
初めは不安かも知れませんが、是非仕事を任せてみてください。
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