アエルのセミナールームより
データビジネスの姉歯です。
大学に入学した頃。当時はすごく起業したいと思っていたわけではありませんでしたが、僕は事業構想学部という学部に入りました。
会社とは、大きく育てて長く続ける事を目標にするんだろうなぁ、と何となく思っていた訳です。
しかし、入学早々ある講義で聞いた言葉に、ヘビー級のストレートをもらったような衝撃を受けました。
それは「事業の究極的な目標は廃業することだ」というものです。
商品の販売をしたり、サービスを提供したり。それはずっと続けるものだと思っていたのですが、どうもそうではないようなのです。
学生の頃はよく分かりませんでしたが、卒業して、社会に出て、もっと勉強して、ビジネスをやるようになってからようやく分かってきました。
廃業を目指すべき理由
僕はよくセミナーで、「売っているのは商品やサービスではなく価値なのだ」という話をします。お客さんは価値がほしくて買い物をしているのであって、商品やサービスがほしいわけではないのです。
その視点でビジネスを考えてみると、「廃業を目的にすべき」という事の意味が見えてきます。
だって、世の中に満遍なく価値を行き渡らせることができて、その価値が当たり前のものになれば、価値を提供していたビジネスはもう必要ありませんよね。
例えば、僕がお伝えしている集客についての考え方が世の中に拡がり尽くして、誰も集客で困らなくなれば、僕の仕事は必要なくなります。
その意味で、事業の究極的な目標は廃業すること、なんですね。
廃業はさみしいかも知れませんが、あなたの提供する価値をみんなが手に入れられる社会が来たら素敵ですよね。
簡単にはたどり着けませんが、僕もそこを目指して頑張りたいと思います。
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