「経営的視点を持て」の間違い

石巻の珈琲工房いしかわより

データビジネスの姉歯です。

私が会社員をしていた頃の話です。

私が勤めていた会社では、朝令や社長の訓示がある度に「経営的視点を持て」という話をされていました。

考え方の提示や具体的な指示は何もなく、同僚もみんな「経営的視点って何だろう」と言っていたのを覚えています。

それはスタッフの仕事ではない

そもそも、コストとか効率的な行動といったレベルのことならまだ分かりますが、本当の意味で経営者に求められる視点はマーケティング方針とか顧客育成プロセスとかマーケットでのポジショニングと言った話です。

こんな話、従業員レベルでいくら考えたところで権限の問題で行動できませんし、従業員単位でこれらの事を考えて勝手に行動していたら、会社としての方針がちぐはぐになってしまいます。

経営の仕事は経営者にしかできません。スタッフに効率的に動いてほしかったら、「効率的な行動」というのがどんなものかを明確にし、マニュアルとチェックリストを作って渡してください。

スタッフに経営的視点を求めるのは社長の怠慢です。スタッフが経営的視点を持たなくても効率的に仕事が回るようにするのが社長の仕事なのですから。

経営的視点をスタッフに求める危険性

もし経営的視点をスタッフに求めて上手くいっているなら気をつけた方が良いでしょう。いつかその「経営的視点を身につけたスタッフ」は独立してあなたの元を去る可能性がかなり高いですよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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