売りたいものよりも売れるもの

東松島の印刷工房より

データビジネスの姉歯です。

あなたは商品を売るとき、どのように売っていますか?

多くの社長は商品そのものにこだわり持っていて、自社の商品を売りたいと考えて売っています。専門用語で、これをプロダクトアウトと言います。

一方、お客さんがほしがっている商品を調べて、ニーズに合う商品を販売する方法があります。このやり方はマーケットインと呼ばれます。

それぞれのやり方を比べたとき、成功しやすいのはマーケットインです。この成功で有名なのがユニバーサルスタジオジャパンです。

USJは開園から10年間「ハリウッド映画」という商品を軸にイベントを行っていました。でもこれが鳴かず飛ばずで、当時のイベント成功率は30%台だったそうです。

その後方針を変え、お客さんが何を求めているかを徹底的に調べてイベントを行うようになりました。結果、商品はハリウッドからハリーポッター、日本のアニメ、そしてゲームまで取り入れるようになりました。

一見コンセプトがズレて何をしたいか分かりづらくなったように思えます。でもマーケットインに変えてからのイベントの成功率は97%で、やることなすことほぼ全て当たるようになりました。あるアトラクションでは待ち時間が9時間40分、なんてものもあったそうです。

今やUSJはディズニーを越えたとすら言われています。あなたもお客さんが求めているものは何か、是非調べてみてください。それに合った商品展開をすれば、成功率は飛躍的に上がるはずですよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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