そのつもりがなくてもやりがちな「押し売り」の型

意図せぬ押し売り

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

商品を売るとき、その商品がいかに優れているか、その根拠は何で、実際にどんな結果が出たかを論理的に積み重ねて説明をしますよね。

これ自体は悪いことではありません。

むしろ相手が最後に財布を開くかどうかはこのプロセスにかかっています。

でも、この論理的な説明しかしていないのだとしたら、それは立派な押し売りになってしまいます。

押し売りとはほしいと思っていない相手に売ること

というのも、お客さんが商品を買うかどうか決めるのは論理で考えて合理的と考えられるからではないからです。

お客さんはまず先に商品を欲しいかどうかを感情のレベルで決めます。

その上で、最終的な決断をするために論理的な証拠や説明を求めるのです。

だから商品を欲しがっていない段階で無理矢理論理的な説明をしても響きませんし、相手は無理に説得されているように感じてむしろ心を閉ざしてしまいます。

商品について詳しい説明をするときには必ず相手の「欲しい」という気持ち、少なくとも「聞きたい」という気持ちを引き出してからでないと押し売りになってしまいますので、気をつけてくださいね。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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