「商品が悪い」の間違い

商品は悪くない

自宅の自室より

データビジネスの姉歯です。

商品が売れないと、真っ先に考えるのが商品の改善です。

だって、その商品が売れていないわけですから、商品を改善して売れるようにすれば売上は増えるはずですよね。

でも、残念ながらこのアプローチは滅多に上手く行きません。というのもほとんどの場合、商品が売れない理由は商品にはないからです。

日本の経営者はとてもまじめに商品開発をするので、よほど悪意を持って開発された商品でもない限り、商品には問題がない事が多いのです。

もしあなたが売れなくて困っている商品を持っていたとしても、その商品はきっと情熱と愛着を持って開発したはずです。

だから、商品には問題がないのです。

売れないときは売り方を考えよう

商品が売れない理由は、たいていの場合売り方です。商品を販売するためのメッセージが間違っているか、商品を販売するマーケットを間違っているか、商品を拡げるためのメディアが間違っているか。

どこに問題があるかは時によって変わりますが、このいずれかを改善する事で商品が売れるようになったケースはたくさんあります。

例えば制汗剤のシーブリーズという商品がありますよね。誰でも知っているヒット商品の一つと言って良いでしょう。実はこの商品、初めは全く売れませんでした。

最初は海でサーフィンなどのマリンスポーツをした後の男性向けの商品として販売していたのです。商品名はその時の名残ですね。

ところが全く売れないため、商品を販売するマーケットを部活後の汗が気になる女子に変更したところ大ヒットしたという経緯があります。

あなたの商品ももし売れ行きで悩んでいるなら、商品を改善する前に売り方を改善できないか検討してみてください。きっと突破口が見つかります。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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