石巻のカフェより
データビジネスの姉歯です。
お客さんと何度もコンタクトを取る。
恐らくそれがビジネスで最も効果の出る戦略です。
ビジネスとはお客さんに価値提供して対価を受け取る活動ですよね。でも、どんなにあなたが素晴らしい価値を提供していても、相手があなたを信じてくれなかったり、価値を理解してくれなかったりしたら価値提供できません。
そのためにはお客さんの注意を集め、興味を引き、ほしいと思ってもらった上で信頼を集める必要があります。新規のお客さんを集めるのが難しいのは、このプロセスのハードルが高いからに他なりません。
リピートのお客さんは新規のお客さんに比べればこのハードルは低くなっていますが、それでもこのプロセスを超える必要があります。
このハードルを下げ、販売コストを減らすために必要なのがお客さんに何度もコンタクトを取る、ということなんですね。
ここ何年か、ビジネスの世界では「サブスク(サブスクリプション)」というのが流行っています。日本語で言うと「継続課金」ですね。
一般的に継続課金のすごさは「毎月お金が入ってくる」事にあるとされています。でも違います。本当のすごさは毎月の請求でお客さんとコンタクトを取り続けられる事です。
請求書と一緒にニュースレターを送る。時々何か贈り物をしてお客さんに喜んでもらう。場合によっては営業マンが訪問してお話しを伺う。
そうやってお客さんとコンタクトを取り続けられる事が強いのです。普通の会社はお金をかけてコンタクトポイント作る必要があります。でも継続課金の仕組みを持っているなら、お金をもらってコンタクトできますよね。
こんな夢のようなことはありません。ライフライン事業が昔から強いのは、意図せずとも「継続課金」「検針員の訪問」といったコンタクトの仕組みが必要だったからというのが大きな理由の一つでしょう。
効率化でオンラインにするのではなく、非効率にコンタクトを増やす。それが効率を追求し続ける企業に中小企業が勝つ方法と言えるでしょう。
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