中小ビジネスにとって「販売」こそが真の仕事

ちゃんと「販売」しよう

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

あるマーケティングの本にこんな話が載っています。

アメリカのある片田舎で地元のレストランを見つけて食事をしていたところ、店主が「最近は不景気でお客さんが来ないんだよ」と著者に話しかけてきたそうです。

大変ですね、と応じて食事を楽しんで帰り、味が気に入ったので何度かそのお店に行ったところ、店主はいつもカウンターの内側の同じ席に座り、「お客さんが来ないんだよ」と言い続けていた…という話です。

このレストランがその後どうなったかは分かりませんが、多分大繁盛したという事はないでしょう。

繁盛させたかったら繁盛させるための仕事が必要

何せ店主は「お客さんが来ない」というばかりで何もせず、ただお客さんが来るのを待っているだけです。

お店の前に看板を出そうとか、近くの家にクーポンを配ろうとか、特別メニューのキャンペーンを開催してチラシでお知らせしようとか、そういったことを何もしていないわけですね。

全てのビジネスにとって、仕事とはお客さんを集めて売上を作る事です。

店舗ならお店を開けて来店を待つのは仕事ではありません。お客さんにお店に来てもらい、買い物をしてもらい、二度三度とリピートしてもらうための行動を起こすことが仕事です。

下請け型の企業でも、数ある下請けの中から自社を選んでもらい、一社だけでなく数社からの業務を獲得し、なるべく長い間関係を保ってもらえるようにするのが仕事です。

あなたは仕事に取り組んでいますか?

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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