選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
会社員時代、がん治療に関わる仕事をしていました。
大学病院で放射線を使ってがんを治す放射線治療の管理システムを作っていたんですね。
治療の管理だけではなく予後の情報も管理できるシステムだったので、時には医師に依頼されて統計的なデータを出すこともありました。
例えば「肺がんにこんな治療をした人のデータを出してほしい」みたいな感じです。ちょっとプログラムを組めばデータはすぐに出せるので、けっこういろいろなデータを提供しました。
そんな事を繰り返していると、素人ながらに傾向が見えてきます。一番わかりやすいのが、がんの進行が早い段階で治療をした人は少ない治療で治っている一方、進んでしまったがんだとどんな最先端の治療法を組み合わせて使っても結果は芳しくない、という事でした。
会社の問題も早いほうが小さな労力で対策できる
この話を聞いてそりゃそうだ、と思った方がほとんどだと思います。当たり前の話ですよね。
でも、経営となると当たり前とは思わない方が多いようです。いろいろな会社の事例を集めていると、生き残っている会社は何か問題があるとすぐに対処して解決します。
一方、倒産してしまった会社は問題がかなり大きくなってから慌てて取り組んでいることが多いのです。結果、何をやっても効果が薄く、効果的な施策を打てるだけの体力(金銭的な)もなくなって会社を畳まざるを得なくなっている訳ですね。
もし日頃経営していて何か問題や違和感を感じたら、放っておかずにすぐ対処するようにしてください。対処が早ければ早いほど、より簡単に問題を乗り越えられます。
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