人は集中しないようにできている

集中できないのは当たり前

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

時々、「集中力が足りないんです」「もっと集中できれば成果を出せるのに」「どうやったら集中できますか?」といったご相談を頂きます。

このときの回答は「集中力はないのが普通です」というものです。

すごい成果を出している人はさぞかし集中して仕事に取り組む力が強いのだろう、それこそ何時間でも集中できるに違いない、と思っている方が多いのですが、これはお伽噺の中だけです。

集中できないのはあなたが悪い訳ではない

人間はそもそも集中し続けるようにはできていません。これは遺伝子レベルの話です。

私たちは今でこそ文明に守られていますが、100万年前に最初の人類祖先が誕生してからつい1万年位前までは、野生動物におびえながら生活していました。

つまり、何かに集中しすぎてしまって周りが見えなくなると、気づいたときには背後に忍び寄っていたライオンに食べられてしまうかもしれない、という生活をしていたわけです。

ヒトという動物はそうならないように進化を続けてきました。

そして遺伝情報は1万年程度ではそう大きく変化しませんので、現代を生きる人間のDNAも集中したら命が危なかった頃の生活に最適化されたままなのです。

だから長時間集中できないことに引け目を感じる必要はありません。

集中したいなら意図的に集中を切る時間を作ろう

まずは50分程度、難しければ25分程度、集中して仕事に取り組む訓練をしてみてください。

そして50分や25分経ったら、意図的に集中状態を解いて5分か10分程度の短い休憩を入れるのです。

重要なことは仕事が一段落するまで続けるのではなく、規定の時間になったら途中でも仕事を止めることです。

こうすることで休憩明けにもすぐ集中を取り戻せるようになります。是非お試しを。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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