違う。そうじゃない!

本物の顧客目線

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

先日、根本的に間違っているメッセージを見かけました。

広告に限らず、SNSやLINE、店頭のPOPなど全ての情報発信はお客さんの目線に立って内容を作り込む必要があります。

売り手や作り手の目線で情報発信をすると、お客さんが全く気にしていない細かいこだわりや、どうでも良いと思っている内部事情について書いてしまいがちです。

だから「顧客目線」が重要なのですが、、先日見かけた広告は「顧客目線に立って作りました」とだけ書いてありました。

違う。そうじゃない!

顧客目線で作ったかどうかなんてどうでも良い

一見、この表現はお客さん目線に見えるかもしれません。でも広告を見るお客さんは、お客さん目線で作られたかどうかなんて全く興味がありません。

その意味で、この表現は「お客さんがどうでも良いと思っている内部事情をさらしただけ」です。

重要なのは顧客目線で商品を作った結果どうなったか、です。

こう書くとまた「満足度が上昇」「クレームが減った」と書きたくなる人もいるかもしれませんが、これもお客さんが興味ない内部事情です。

重要なのはお客さんが実際に使う場面で、リアルにどんなことが起きるか、ということです。

私がよくセミナーで例に出す整体なら、「(腰が痛くて諦めていた)お孫さんを抱っこして散歩に行けるようになります」「(膝を悪くしてもうだめだと思っていた)昔熱心に取り組んだウインタースポーツをもう一度楽しめる身体が手に入ります」「(肩が痛くてせがまれてもできなかった)高い高いをできるようになります」といった事が本当にお客さんが興味を持つ話です。

是非あなたもお客さん目線での情報発信ができているか、確認してみてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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