ミュゼが倒産

美容の集客は難しい

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

脱毛サロンの「ミュゼプラチナム」を経営していた会社が破産というニュースが流れてきました。

何でも脱毛サロンでは過去最大規模で、顧客20万名に対して合計で約260億円の負債があるそうです。一人平均で13万円ですね。

実は美容業界はとても難しい業界で、新規のお客さんを獲得するのが特に難しい事で知られています。

と言うのも、実質的に広告が使えないからです。

美容業界の集客と売上構造

最も簡単にお客さんを獲得する方法は広告です。コストがかからないのはSNSかも知れませんが、コストの代わりに手間が掛かり、競合が多いために集客の難易度は大きく上がります。

だから手っ取り早く集客しようと思ったら広告を使うのが一番なのですが、美容業界は医療業界で稼いだ医療法人が無限に広告費を投入するため、新規のお客さん一人を獲得する為に必要な広告費が5万円とも、10万円とも言われています。

これでは利益を出すのは大変ですよね。一人顧客獲得するのにそれだけお金がかかるから、それ以上の単価のサービスを買ってもらう必要があり、結果として冒頭のように顧客一人あたりの負債(支払い済みの金額)が13万円というとんでもない金額になっているわけです。

これでは普通の商売をしている所は儲からないので、広告ではなく難しいSNS集客に頼らざるを得ず、結果として集客が難しくなっているわけです。

美容系で起業を考えている方は気をつけてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。
経営コンサルタントとして年間50本のセミナーと200回の個別セッションをこなしながら、自分でも経営実践としてコーヒーのお取り寄せサイトを経営する。
事業構想修士(Master of Project Design)。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類、東北文化学園大学経営法学部非常勤講師。

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